Polychrome Stripe

赤羽METSピアノを会場としてはじまった年に一度のコンサート＆ストリートピアノのイベント。2022、2023、2024と毎年秋に開催され、ララピアノや赤羽駅ピアノ同様、赤羽の恒例イベントになりつつあります。正式名称は「だれでも弾ける♪赤羽 METSピアノ街角コンサート Polychrome Stripe（ポリクローム・ストライプ）」。愛称は「赤羽ポリクロ」。

赤羽ポリクロは、1時間ほどの1ステージのうち最初の30分は多彩なゲスト出演者による演奏、その後30分はフリータイムとして誰でも弾けるコンサート（ストリートピアノ）となっており、このようなステージが次々と5, 6回展開されます。ゲストによる各ステージは基本的に2組の奏者が出演し、15分ずつ演奏する場合が多いですが、コラボレーションがなされる場合もあります。

クラシック、ジャズ、ポップスという音楽ジャンルをテーマとするステージ群に加え、スーパーキッズ、高校生、和楽器など自由にテーマ設定されたステージもあります。ここではピアノだけでなく、ヴァイオリン、フルート、箏、カホン、歌唱など他楽器によるセッションが華やかに繰り広げられます。なお、オープニングはスーパーキッズ、最終ステージは「ファイナル」としてゲスト奏者に自由に演奏してもらっています。

10人以上のゲスト奏者に加え、フリータイムで予約不要の一般参加枠もあるため、5, 6時間のうちに本当に様々な奏者が演奏します。ストリートピアノの多彩な魅力をぎゅっと凝縮し、一日で体験することができるのです。このように赤羽ポリクロは、ストリートピアノの特性を最大限活かしたコンサートといえるでしょう。

▼イベント一覧

▼Polychrome Stripe（多色縞）というコンセプト

ライブとフリータイムを交互にセットして、コンサートの「期待感」とストリートピアノの「参加性」を両立。また多ジャンルのライブにより、ピアノのもつ「多様性」「豊饒性」を実感できます。

【参加性・期待感】METSピアノはふだんは常設ストリートピアノですが、本イベントでは半分がゲスト演奏によるコンサート形式であるため、連動してストリートピアノも特別感のある自由参加型のコンサートという面をもってきます。みんなで演奏に参加できるコンサートということです。その一方、ストリートピアノの何が起こるかわからない予測不可能性や余白も保持したまま、ゲスト出演者がどんなイベントになるのかをある程度予測可能にしてくれるので、聴き手にとっては来やすくなります。自由度の高いストピと上演性の高いライブのいいとこどりをしています。

【多様性・豊饒性】短めの15分枠でお願いすることにより、15名もの多種多様なゲスト出演者に演奏していただきます。また、30分で2組の出演者が自由にコラボレーションすることもでき、新しい何かが生まれる素地も残しています。ショパンコンクールのように、ジャンルを絞って誰が一番上手いかを決めるのもいいですが、本イベントはむしろその逆です。クラシック、ジャズ、ポップス、和楽器、キッズ演奏など、ピアノとその周辺における音楽の多様な広がりに触れ、その豊かな可能性を楽しむことを旨とします。

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